筆文字を学んで汚い文字を克服した社長さん

筆文字を学んで汚い文字を克服した社長さん

パンチパーマでサングラス、金のネックレスをした参加者

これまで、累計1万人以上の方がご参加下さった中で、一番、不思議な参加者と言えば、関西の教室に来た、この人以外ないと思います。

なにしろ「ついにヤクザの人が来た」と思ったくらいに、いかつい風貌をしていたからです。

しかも、教室が始まる前から「こんな教室に来たくらいで上手くなるはずがない!」と騒ぎ立てていたので、正直、どうなるかと心配になりました。

中高生ならともかく、不良少年がそのまま大人になったようなこの方の感情的な態度には、1つの理由があったのです。

それは、最近、友人の社長さん同士でハガキを出し合うことが流行り出したところが、自分の字が汚くて、もらうばかりで返事やお礼を書けない。

努力しても、自分なりにお金を書けて勉強しても、みすぼらしいものにしかならない。それで、いらだちを募らせていたのでした。

私としては、どんな人が来ても、全力でお伝えして、結果がどうなろうと受け入れる気持ちでいましたので、覚悟は決めていました。

教室が始まった時には、反抗的な態度で、椅子にふんぞり返って疑惑の視線を向けていました。

それが、どんどん前のめりになり、教室が終わった時には、生まれて初めて、周りの人にも褒めてもらい、自分自身も納得がいったようです。

教室後、初めてプレゼントしたのは、彼女さんでした。反応が、すごく良くて、めちゃくちゃ優しくしてもらったと感動のご連絡をいただきました。

この状況に自信を持った社長さんは、バリバリの営業会社を経営しておられましたが、すぐに、会社研修で笑顔流筆文字教室を受講。

営業活動に筆文字ハガキを使うことで、無駄な電話、訪問が減って、業績も向上。会社の壁には、ハガキを飾りまくるという変化がありました。

その後は、友人や地域の方に笑顔流筆文字教室を開催して下さり、私も大変お世話になりました。

今回のように、字が汚いというコンプレックを持つ方は、まだまだおられると思います。そんな方が、克服していくことが出来れば、会社も家庭も明るくなるはずと思います。