筆文字で願いを叶える~文字を書くことが苦手だった私が3000枚のハガキを書かせていただきました。

筆文字で願いを叶える~文字を書くことが苦手だった私が3000枚のハガキを書かせていただきました。

笑顔流との出会い
<ギャップを生む笑顔流>
株式会社ビイサイドプランニング
代表取締役 永田咲雄

私は滋賀県の中小企業の社長です。創業してから28年。今まで、お会いした多くの方からおハガキを頂き、返信を書けない私は、頂く度に、その相手の方に借りが出来たような気分になり、心苦しく思ったことも度々ありました。

以前から、経営者仲間から薦められてハガキを書く習慣を身につけようとしていたのですが、思うように書けず、「書かなければ・・・・」という焦りばかりを感じていました。

ハガキ道の伝道師 坂田道信さんの講演会も聴き、益々ハガキを書きたいと言う衝動に駆られていました。

経営者仲間でハガキを書いている人たちは、出会う人出会う人に「○○さん!いつもハガキを頂いてありがとうございます!お返事書けなくてすみません」と声を掛けられていました。一度目にお会いしたのは、同じタイミングだったのに、二度目にお会いする時には、私のことは忘れられていて、初めて会った時にお礼のハガキを書いていた仲間は、相手に覚えていてもらっているばかりか、お礼やお詫びを言われているのです。

私も、決心しました!「毎日1枚でいいからハガキを書こう!」と。

元来、字が下手で、ワープロに頼っていた私がハガキを書くことは苦痛以外の何物でもありませんでした。でも、ただただ義務感だけでせっせとハガキを書く毎日。
でも、そんな気持ちでハガキを書いていても、長く続くわけがありません。ハガキを書かない日が日を追うごとに増えてきました。

そんなある日、ハガキを毎日書く経営者仲間に「○○さんからハガキを貰うと、自分も書かなければ!と思って書けるんですよ!」そう言ってしまいました。

するとどうでしょう。その知り合いから毎日ハガキが届くようになりました。益々ハガキを書かなければ・・・・・。と思っている矢先に、友人が主催する堀内師匠の「笑顔流筆文字セミナー」が開催されました。

堀内さんには大変失礼を言いました。何せ「私は絶対に筆文字なんて上手く書けるわけがない!いくら先生の指導が良くても、私はうまく書けないですからね!!」そう断言して受講したのですから。

最初に堀内さんの生い立ちと、何故笑顔流の筆文字を書くようになったのか・・・というお話を聞いていて、私は堀内さんのファンになりました。そして、講座が進みます。3時間の講座が終わるころには、何と!何と!自分でも信じられないくらい可愛い筆文字が書けるようになったではありませんか!!

その日から、私は笑顔流筆文字の虜になりました。

社員や友人に自分の書いた字を見てもらい「凄いね!」「素敵ですね!」と言われることが嬉しくて、毎日毎日ハガキを書くことが楽しみに変わっていきました。
その後、堀内さんのセミナーを3回受講し、益々自分なりの個性もプラスして「永田流」が書けるようになってきました。

当社の経営理念は「元気発信!」です。人々に元気を届けるのが仕事です。私は毎日のハガキを、「出会った人へのサンクスカード」と位置付けて、社員にも堀内さんのセミナーを受講してもらい、全社的にハガキを書くことを方針に打ち立てました。

当社の壁面にはお客様から頂いたハガキが所狭しと貼り出されています。全社でハガキを書くことが、そして私が書く笑顔流の筆文字ハガキは、いつのまにか当社のブランドにもなってきました。

「ありがとう」の感謝のハガキは、お客様との最高のコミュニケーションツールになりました。出会った方には毎日ハガキを書く。社員には強制的に一日15分間の<ありがとうタイム>を設けてハガキを書いてもらっています。営業の下手な社員でも、ハガキでありがとうの気持は伝えられます。ハガキをもらったお客様はその営業マンに好意を持って頂けます。たった55円のハガキは、無駄な電話アポイントや飛び込み営業よりもはるかに優れた効果をもたらします。

私自身、ハガキを書き出して丸2年が経ちますが、今でも毎日笑顔流の筆文字ハガキを書いています。先日累計で3000枚を超えました。

文字を書くことが苦手だった私にとっては奇跡としか言いようがありません。
笑顔流で送った人ももらった人も笑顔になれる!ありがとうで溢れる社会が作れる!そう確信しています。今では「元気が出るハガキの達人」とまで言われるようになりましたが、もっともっと笑顔流を普及させたく思い、ドンドン堀内さんをお呼びしてのセミナーを開催したいと思っています。

私のように、不器用で勢いだけの人間が、面談の後に笑顔流のハガキを送ることで、皆さんがそのギャップに驚かれます。

驚きは感動に繋がります。そして記憶に残ります。これからもそのギャップを武器に益々笑顔流のハガキ道に邁進したいと思っています。

堀内さん、ありがとう!

(2014-10-13)