筆文字~笑顔流が闘病の力になったエピソード

筆文字~笑顔流が闘病の力になったエピソード

がん治療のために3回の手術に6クールの抗がん剤

以前、いつもご参加下さる方の親友さんが、がんで闘病されていて、3回の手術に6クールの抗がん治療で頑張っているというお話をお聞きしたことがありました。

僕と年が変わらない方だったので、びっくりもしましたし、小さなお子さんもおられるお母さんとのことで、グッと胸にこみ上げるものがありました。

その時に思わず「よかったら何かプレゼントさせていただきましょうか」と言ってしまい、「夢叶います」と書かせていただいて笑顔流の筆文字をプレゼントさせていただきました。

数日後、病室からのメッセージが届き、メッセージを持った写真も送って下さいました。

数日後、病室からのメッセージが届き、メッセージを持った写真も送って下さいました。本当なら闘病の姿は本来の姿ではないので、見せたくなかったと思います。

それでも、感謝を伝えたいからとの気持ちに思わず涙があふれました。

無事に退院をした親友さんが顔を出してくれました。

あれから、約半年。教室の準備をしていると、無事に退院をした親友さんが顔を出してくれました。直接お会いするのは今回が初めてです。

ずっと、無事に退院されて欲しいと思っていたので嬉しかったです。

いつか、この治療を乗り越えるんだ

そして、こんな話を聞かせて下さいました。それは、ずっと、この筆文字の「夢」の字が元気をくれたという内容。

抗がん治療の最中は辛いことも多くて、ベッドから動けないけれど、いつも見える場所に貼っていて、いつか、この治療を乗り越えるんだと思って下さっていたこと。

「おかげさまで、本当に元気をいただきました」

少し元気になって、身体が動くときには、これからどんなことをしようかと未来を見つめられたこと。さらには、この夢の字をお友達や看護師さんと一緒に見ながら色々と話をして気を紛らわせることができたとのこと。

「おかげさまで、本当に元気をいただきました」。そう、話されましたが、僕は本当に何もしていないと思いました。それどころか、かえって、心から出会ってくだってありがとうと思いましたし、もっと、頑張りたいと思いました。

「もう少し、体調が良くなったら、今度は自分も笑顔流の筆文字が書けるようになりたいです」。

「もう少し、体調が良くなったら、今度は自分も笑顔流の筆文字が書けるようになりたいです」。

その言葉を聞いたときには、今より、もっと、もっとお伝えすることが上手になって、親友さんが思いっきり笑顔流を書けるようにお力になりたいと思いました。

どちらかというと、字も下手ですし、自分に自信のない堀内ですが、そんなこと言っている場合じゃないですね。

必要としてくださる方がいて下さるんですから、これからも精一杯をお届けしていこうと思います。

字が汚いと諦めていた教室を始める前の私ですが、もし、コンプレックを克服して、元気を届ける仲間が増えれば本当に素敵な事だと思います。

(2014-07-17)