筆文字で300枚の色紙を書いた校長先生のエピソード

筆文字で300枚の色紙を書いた校長先生のエピソード
素人の書いた筆文字が神棚に飾られる

岩手県北上市で小学校、中学校の校長先生をされたK先生は、地元ではとっても有名な方でした。

日本で一番「ありがとう」を集める学校づくりをしようと永年頑張っておられたのです。

そんなK先生が仲間の誘いで笑顔流筆文字教室に来て下さいました。

尊敬される先生は学ぶ姿勢も違う

K先生とお会いしてビックリしたのは、校長先生でありながら、最前列に座って誰よりも熱心に勉強して下さったことでした。

そして、翌年の春、K先生のご活躍を聞いてビックリ。赴任している中学校を卒業した300名の生徒さん達全員に、何日も徹夜をして筆文字の応援色紙を書いたとのこと。

子供たち、保護者の方々がとっても喜んで、中には神棚に飾って毎日拝んで高校に通っている生徒さんまでおられました。

こうして、校長先生の応援色紙は毎年恒例になり、卒業していく生徒さんたちの楽しみになっていきました。

病気と闘いながら書かれた筆文字賞状

けれども、実は、K先生は永年深刻な病を患っておられ、長期間入院することもありました。それでも、この応援色紙を待っている生徒さんのためにと、どんなに具合が悪くても書き続けたのでした。

そして、長い闘病の末、お若くして天国に旅立っていかれました。

K先生の志を少しでも引き継いで、子供たちに勇気を届けていく教室でありたいと思います。