筆文字で透析寸前の恩師にお見舞いを贈ったエピソード

筆文字で透析寸前の恩師にお見舞いを贈ったエピソード

筆文字で元気を届ける。

東北地方でお聞きした筆文字生徒さんからのエピソードです。笑顔流を、勉強して下さって、プレゼントすれば喜ばれてというある日、驚きの連絡が入りました。

子供の頃にお世話になった親戚のおじさんの体調が悪化して入院している。このままなら透析になりそうだとのこと。

これは大変だ。何も出来ないけれど、何か出来ることをしたい。そうだ、筆文字をプレゼントすれば少しは元気が出るかもしれない。

けれども、やっぱりできない。その理由は、おじさんが書道の先生で、昔、厳しく指導されたから、こんな筆文字を持って行っても、かえって怒らせるかもしれない。

それでも、後悔したらイヤだと思って、勇気を振り絞ってプレゼントしてみることにしました。

内容は「お名前ポエム」といって、お名前のアイウエオ作文です。「あ」は「明るい笑顔」、「い」は「いつも元気」という感じでお名前の全部の文字に応援の言葉を添えていきます。

何もなければ、アイウエオ作文も思いつきづらいですが、特製の笑顔流お名前ポエム辞書から言葉を見つけました。

そして、お見舞いの時に渡してみたのです。結果は、非常に意外な形になりました。

元気が込み上げて治療に専念し退院、透析もしなくて良くなった。さらに…

おじさんは、書道の基本から外れているからなど、怒ることはありませんでした。かえって、非常に喜んでくれて、多くの方の支えて治療を頑張り、そして退院することに。

さらには、よほど笑顔流お名前ポエムが嬉しかったのか、お友達の名前を沢山持ってきて、みんなにプレゼントして欲しいとのこと。大忙しでプレゼントを頑張ったとのことでした。

たとえ、書道では上手く書けなかったとして、喜んでいただいて元気を届けることは可能です。