ビジネス お礼状 喜ばれるコツ
お礼状を書きたいけれど、字が汚いから出せない、内容について何を書いたらいいか分からない。
あるいは、ビジネスの成果につなげるために、ご縁が続いたり、広がったりすることに願いを込めている。
そんな、方もおられると思います。
中には、恐る恐る、お礼状を始めてみたけれど、効果がないので、何かを変えてみようかと思わる方もおられるかもしれません。
私も、試行錯誤しながらお礼状を20年間書き続けてきました。トータルにすると3万枚以上になり、リピート、ご紹介共に、5000件以上は頂いています。
この経験を元に、お礼状を少しでも意味のあるものに出来るよう、気づいたこと、出来ることを、いくつか、ご紹介させていただきますね。
ただし、万人に検証したものではありませんので、こちらの内容については、ご自身の判断でご参考にされて下さいませ。
お礼状に効果がない原因の一番は、売込みやアピールが強すぎることです。
人柄は真面目で、根性もある、使命感もある、勉強も熱心にされている。
それなのに、お礼状に反響がない、少ないというご相談を下さる方に共通しているのは、自己アピールの強さです。
文面に、「私は~」「私が~」「私に~」などと、自分のことを伝えたい、アピールしたい気持ちが出てしまっていると、数秒で、読む側の気持ちが落ち込んできますので注意しましょう。
そこで、相手の方を中心に内容を変えていきます。「○○さまのおかげで~」「○○さまと出会って~」「○○さまから学んだのは~」という文面に変えるだけで、相手の方の印象はガラリと変わります。
お礼状であってセールスではないので売り込まないことは非常に大切です。
けれども、次につながらなければ意味がないと思われるかもしれません。
私も、実は、同じように最初考えていました。
お礼状のために、わざわざ、時間も、手間も、お金もかけようなんてバカげている?
けれども、逆の立場から思い返してみましょう。
信頼関係のない人からセールスをされても不愉快に感じられてしまうことが殆どだと思います。
大切なことは、「次につながっても、つながらなくても、そんなことはどうでもいい。この度は、お世話になりました。とにかく感謝をお伝えしたいです」という相手中心の姿勢をお伝えすることです。
このステップを踏むことで、「自分を大切にしてくれる、メリットをもたらしてくれる大切な人かもしれない」という信頼が出来るからこそ、お礼状は効果を発揮することを覚えておきましょう。
もしかしたら、お礼状という行為は全く時間と手間とお金の無駄かもしれません。
そんな、暇も、余裕も、お金もないという方が、世の中には大多数だと思います。
けれども、時間と手間とお金を使ってでも、とにかく感謝だけを届けたい方がおられます。
そんな人とは、ご縁を大切にしたいと思って下さる方も世の中には大勢います。
おかげさまで、私も、一切の広告宣伝をしないで、3万枚以上のお礼状を書かせていただき、10年間で5000名さま以上のご紹介を頂いています。
お礼状の本当の力を知っている方の多くが、競争のない、広告宣伝営業いらずの世界に生きいます。
手間と時間とお金をかける価値が十分にあるからこそ、頑張って続けておられるのです。
お礼状を書くことの大きな効果の1つは、一生懸命で誠実な人という印象が勝手に伝わることです。
私は、お礼状を書かせていただくまで、独りよがりの、空回りの人間だったと思います。
焦って失敗することも多くて、人間関係も下手で、営業、セールス、恋愛、まったくダメでした。
ところが、お礼状を書かせてもらうと「あなたは一生懸命な人だよね」「頑張っているよね」「いつもありがとう」と評価が一変。
自分自身が、まるで別人のように評価されて、最初は、戸惑いました。
けれども、自然にお話を聞いていただけたり、お仕事を与えて頂いたり、チャンスは増えるばかり。
実は、結婚も、お礼状を通じて実現しました。
ぜひ、不器用な方にはお礼状をおススメしたいです。
お礼状を書くのに字がキレイである必要はありません。
「喜ばれるお礼状はキレイな字でなければいけない」と思われる方が多いですが、キレイかどうかは関係ありません。
書道で勉強した文字よりも自分の文字で書くことが大切です。
心の中で「汚い字でゴメンナサイ」「恥ずかしくて人には見せたくない」「けれど、この想いを伝えさせて下さい」くらいの想いが入っているものが、ずっと、感動を届けられます。
「お礼状を出したいけれど、字が汚いから出せない」という方が多いですが、すごく、もったいないです。
喜ばれるのことがとっても多いので、チャレンジされることをお勧めします。
お礼状の理想は、相手の方からの「素敵なお礼状をありがとう!」です。
お礼状でよくある勘違いは「すごい!」と感心されることを目標にすることです。
字がキレイとか、自慢話とか、その先にある反応が「すごい!」だと、ご縁をつなぐどころか、遠ざけてしまいます。
趣味の世界であれば良いと思いますが、ビジネスとしてはご縁を遠ざけるのはあまり良くないと思います。
それよりも、お礼状に対する反応の理想は「素敵なお礼状をありがとう!」になります。
お礼状に対して「気づいてくれて、ありがとう」「覚えていてくれて、ありがとう」「わざわざ、こんなことまで、ありがとう」と、感じたり、言っていただけることを目指しましょう。
その結果、嬉しさや、感動のあまり、飾ってもらったり、お守りとして持って歩いていただいたり、会社やご自宅に飾っていただける可能性も十分にあります。
そして、このように感動が伝われば、ご紹介や、リピートにつながるのは自然な流れになります。
そのためにも、最初にもご紹介した自己中心的な内容は、絶対にやめておいた方がいいと覚えておきましょう。
文字数が多ければ良いというものでもない。
内容盛りだくさんの感動的なお礼状が良いと思う方もおられると思います。
けれども、もっと良いのはシンプルで一瞬で感動が伝わるお礼状です。
内容の長いお礼状は、殆ど1度切りですが、シンプルなお礼状は、何度も見て頂いたり、飾ってもらったり、お守りとして持ち歩いていただける可能性が増えます。
さらに、シンプルなので、手間、時間も、大幅に節約することが可能です。
より、多くの方に届けることが可能です。
お礼状は、実は、ハガキ、手紙だけではありません。
お礼状と言えば、おハガキ、お手紙と思われるかもしれませんが、色々なものをお礼状にすることが可能です。
これまでにもらった中でも、スリッパのお礼状がありました。切手を貼って、マジックでメッセージを書けば、ちゃんと贈ることが出来ます。
他にも、ヘルメット、ヤシの実、木の板など、輸送中にボロボロにならないようなものであれば、送れることが多いです。
送ってみたいものがあれば、郵便局の窓口で聞いていただければいいでしょう。
問題は、送料が高額になることと、かさばる分、相手の方の邪魔になって、ご迷惑になる可能性が高いことです。
消し印や切手でもお礼状に工夫することが可能です。
切手や消し印を使うことで、お礼状の特別感を演出することも可能です。
例えば、「とにかく感謝の気持ちを、お伝えしたい」ということで、バラのお花の切手に凝ったことがありました。
おハガキを速達で贈るのに、バラの切手を並べて貼ると、結構、華やかに演出することが可能です。
あと、おハガキやお手紙が趣味の方であれば、季節の切手、ご当地切手、記念切手を使ったり、風景印といって、郵便局にある特別の消し印を押してもらうことも、知っておくと良いでしょう。
風景印は、置いている局と置いていない局があるので、窓口で聞かれることをおすすめします。
大切なのは、内容が、相手中心になっていて、自己アピールが少ないこと。
切手や消し印の工夫も良いのですが、相手の方の喜びにつながるかどうかを考えましょう。
丁寧な筆文字のお礼状には意外な盲点があります。
書道を勉強して、一生懸命書いた筆文字のお礼状に効果がないと悩むビジネスマンは意外に多いです。
「手間暇をかけ、修行をして、書き上げたものは感動してもらえるはず」
ところが、実際には、期待通りにならないと悩まれることも少なくありません。
日本人の、特に男性の多くは字が上手に書けないことに大なり小なりコンプレックスを持っています。
そこに、筆文字の立派なお礼状が来て何を感じるか。
上から目線と感じられることが意外に多いことを忘れないようにしましょう。
効果的なお礼状の理想は「こんなお礼状をありがとう!」になります。
筆文字のお礼状も、「キレイな字よりも一生懸命さが伝わる自分の字」の方が効果が高いです。
達筆なお礼状には注意しましょう。
字がキレイで「すごい」というレベルはまだ良いとして、特に気を付けたいのは、達筆すぎて読めないお礼状です。
読めなければ「伝わらない」のみならず、「何だこれ!?」とストレスになって、一気に距離が出来てしまうので注意して下さい。
絵はがきで喜ばれるコツ。
絵はがきは、費用が掛かりますが、使い方次第で効果を上げることが出来ます。
一番残念なのは自分が好きな絵ハガキを贈ることです。ご自分が好きでも、相手の方が好きとは限りません。
ですので、相手の方が好きなものが映っている絵やお写真を使うようにしましょう。飾ってもらったり、お守りにもしてもらえる可能性も高まります。
絵柄を選ぶのも、自己中心ではなくて、相手中心を忘れないようにするのが大切です。
効果的な、感動的な、お礼状を届けるためには、相手の方を主役にする必要があります。
かなり前のことですが、日本一有名になった動物園の園長さんに講演会でお話をしていただくために、お礼状でチャレンジしたことがありました。
人気がないために、予算が回らず、閉園間近の、お金のない貧乏動物園。
その後、マイナー動物にスポットライトを当てて人気者にして、日本一の来園者数を達成。
お礼状の絵柄は何でしょう。
当然、アザラシ、ペンギン、シロクマなどの、思い入れの深い動物の柄を選びました。
そして、面談が実現。
園長さんの机は、私からの絵葉書が一杯飾ってあり、友人のように感じていただけたそうです。
そして、NHKなどの有力マスコミの方々が、園長室の外で何時間も待っている中、私の話を聞いて下さり講演会が実現しました。
私が考える究極のお礼状とは?
ここまで、内容、書き方、切手、消し印、絵はがきなど、効果的なお礼状の経験談をご紹介させていただきました。
けれども、もっと喜ばれる、効果的なお礼状があります。
一般的には知られていない、けれども、実践している方は、あまり人には教えたくないお礼状。
切手も、消し印も、絵柄も、気にしなくていい、文字も少なくていい、飾られたり、お守りにされたり、反響が大きなお礼状。
喜ばれ、嬉しいこと、楽しいこと、感動的なこと、幸せや、元気がつまった玉手箱のようなお礼状。
それが、20年間の経験から考える究極のお礼状になります。
具体的には、上手ではない下手な字だけれど、温かくて、味があって、喜ばれる要素をぎっしり詰め込んだ筆文字のお礼状になります。
笑顔流筆文字と名づけたこの書き方が誕生してから、お礼状の理想形の「ありがとう!」のさらに上、「この感動を何かの形にしたいからお手伝いさせて欲しい」という世界が始まりました。
そして、「教室を開いてほしい」とご要望をいただくようになり、10年間で、累計1万人以上の方々がご参加下さっています。
ここで、笑顔流のお礼状を勉強された方の体験談をご紹介させていただきます。
Tさま
お客様の顏を想い浮かべ 感謝の気持ちをこめて楽しく書けるようになりました。 喜びのお電話をいただいたり、飾って下さったり♪ リピーターになって下さったり♪お礼ハガキなのに 私の方が元気をいただいています。
Sさま
入院中のお客様にも早く良くなってほしいのでハガキをプレゼント涙を流して嬉しいです。何よりも嬉しいです。 ありがとう❤ あの感動は忘れないですね。 たくさんのありがとうの笑顔届けました。
こちらの体験談を、拝見させていただくと、本当に元気が伝わります。
そして、これからも、ビジネスのお礼状で悩んでおられる方の応援をさせていただきたいと思います。
効果のあるお礼状とは
- 内容を相手中心にする。
- 字はキレイじゃなくても良い。
- 内容は多すぎないように。
- 丁寧な筆文字に要注意。
- 紙以外もお礼状になる。
- 消印、風景印も使える。
- 絵はがきは相手の方を主役に
ご興味が湧いた方は、是非、チャレンジされてみて下さいませ。
けれども、手間がかからず、短時間で、費用も少なくて、効果が高い、究極のお礼状を書かれたい方へ。
3時間で学べる初級の笑顔流筆文字教室がございます。