筆文字~笑顔流お礼状&プレゼント~「お父さん大丈夫だよ。私。今日も顔晴ります。」

筆文字~笑顔流お礼状&プレゼント~「お父さん大丈夫だよ。私。今日も顔晴ります。」

大分県の笑顔流受講者梶原亜樹さんの闘病を応援しようと日本全国から155枚のメッセージを届けた時に頂いたお手紙です。お父さんへの想いに、あたらめて感動しました。来月の父の日には、僕からも父に贈りたいと思います。

亡き父への感謝と笑顔流

梶原亜樹

働き者で頑固で、それでいて家族への愛情が無限大の父。そんな父の体調に異変を感じたのは、ちょうど1年前だった。

母が5年前に脳こうそくで倒れ、全失語症。全身マヒと診断されたのがうそのような奇跡的快復。

喜ぶのは束の間…1年後には、私の病気の告知。長い闘病生活。変わりゆく娘の姿に、父はどんな思いでいたのだろう。

顔色が優れない。痩せた。耳の聞こえが悪い。咳が続く…あきらかに様子がおかしい父だった。

病院に行くことを勧めたが「もしも、俺が入院になったら誰がお前たちを守るんだ!」と、父らしい言葉に「私たちには、まだまだお父さんが必要。だからこそ病院へいってほしい」そう母と泣きながら頼んだ。

翌日、病院へ行った父は、そのまま緊急入院となった。肺がん。しかも脳転移のステージ4。末期であることがその後の検査で分かった。

一つ乗り越えたらまた一つ…。神さまは、なぜこんなに試練を与えてくれるのだろう…。

自分の体調を気にしながらの介護は、体力、精神共にすぐにクタクタになってしまった。

こんな私に笑顔流のご縁でミラクルが立て続けに3つも起きた。

1つ目は、このタイミングに堀内先生が日田へ来て下さるというミラクル!念願のお名前ポエムの受講。

なかなか進まない私に「大丈夫。大丈夫」と、優しく気長にご指導下さった堀内先生のおかげで、父への感謝の気持ちをポエムに込めることができた。

出来上がりホカホカのお名前ポエム。病院へ届けた時の父が幸せそうに微笑む姿。ずっと、忘れない。

2つ目は「第1回笑顔流で元気を贈るプロジェクト」(※梶原さんの闘病を応援しようと日本全国の受講者がメッセージを届ける企画)にご縁を頂いたミラクル。

総数155枚の笑顔流筆文字が届いたのは父の余命を受けたちょうどクリスマスイブだった。笑顔流で繋がっているだけの顔も知らない私の応援団。

1枚1枚手に取りながら感動で涙があふれてきた。

そして3つ目。日田在住のシンガーソングライラ―の「いわおたかのりさん」に、親切にしていただいた事への感謝を笑顔流で贈った。

とっても喜んで下さりその数日後にメールをいただいた。それは、私の笑顔流に感動して曲をつくってくださったという内容だった。

題「スマイル」

辛い時こそ気持ちを前向きに切り替えて…疲れて笑顔が薄れかけていた私に、何ともミラクルなタイミングのプレゼントだろう。

「顔晴ろう(ガンバロウ)」

この3つの笑顔流でのミラクルに、そう改めて思えるようになった。

平成28年3月6日に父は永眠した。私は父の棺桶に笑顔流を入れた。

「お父さん心から感謝です。」

父の娘であり、笑顔流と出逢えたからこそ今の私がある。

「大変は大きく変わるチャンス」

自分自身の闘病生活の中で出逢った言葉。どんな時も忘れないようにと、堀内先生へお願いして書いていただいた大切な言葉。

天国の父へ…

「お父さん大丈夫だよ。私。今日も顔晴ります。」