筆文字~笑顔流お礼状&プレゼント~警戒していた子供たちの表情がバァ―っと笑顔に変化するのを見て、嬉しくてたまらなくなりました(2019-11-11)

筆文字~笑顔流お礼状&プレゼント~警戒していた子供たちの表情がバァ―っと笑顔に変化するのを見て、嬉しくてたまらなくなりました(2019-11-11)

どうしても笑顔にならない男の子

今日は、青森十和田での教室でした。それが、急遽、教室の後に地元の養護施設に行くことに。子供たちの笑顔に、胸が焼けるように熱くなりました。

行くことになったきっかけは、どうしても笑顔にならない男の子がいるという話でした。主催の杉山さんはアマチュアプロレスをされておられて、養護施設の子供たちを試合に招待したことがありました。多くの子供たちが笑顔になる中、どうしても、心を開いてくれない子がいたとのこと。

その子はハーフの少年でした。三沢基地がある関係で、三沢にはアメリカ軍の兵士と地元の女性との間の子供たちが結構おられます。シングルマザーの家庭も多く、複雑な環境と心境をかかえながら施設に来た子も少なくありません。

そんな少年を笑顔にできなかったのが悔しいという杉山さん。それならば、今日、教室の後、2時間くらいあるので、可能であれば寄らせていただきましょうかとのことで実現。

心優しい杉山さんは、施設の幼児さんの姿を見ただけで泣き出しそうになる始末

幼児さんから順番に、笑顔流を書かせていただくことになりました。ところが、心優しい杉山さんは、施設の幼児さんの姿を見ただけで泣き出しそうになる始末。僕もグッと胸が熱くなりました。

僕に並んで杉山さんも熱心に書かれてプレゼントスタート。警戒していた子供たちの表情がバァ―っと笑顔に変化するのを見て、僕も嬉しくてたまらなくなりました。

次第に、僕たちの周りには子供たちが集まり、グイグイもみくちゃになりながら、笑顔流を書かせていただきました。

プロレスラーのマスクの仮面をかぶって、初めて札幌の児童養護施設に行かせていただいて、すでに、14年くらいになります。幼児さんだった子供たちは、すでに、18歳になり。卒園した子もいます。

笑顔流を使えるお父さん、お母さんが増えれば、子供たちと心の絆が強まり、子育ての悩みも減り、虐待やネグレクトも減ると信じています

活動を始める前は、施設の子は難しいとか、傷けられるからやめたほうがいいという方多かったです。でも、僕が出会った限りは、逆に元気をくれる子供たちしかいませんでした。また、来てねという言葉を真に受けて、毎年、通わせていただいています。筆文字をプレゼントするようになってからは、全国の養護施設にお邪魔させていただくようになりました。

今、施設にいる子のほとんどは、虐待やネグレクトを経験しています。僕は、子供たちがそんな経験をしなくていい世の中になればいいと思います。笑顔流を使えるお父さん、お母さんが増えれば、子供たちと心の絆が強まり、子育ての悩みも減り、虐待やネグレクトも減ると信じています。

虐待がやんだだけではなく、大きいお子さんの家庭内暴力も笑顔流で静まった方もおられます。お父さんのお母さんへのDVがなくなったこともあります。小さな、小さな光かもしれませんが、悩みを克服した仲間を増やし、かすかでも世の中が明るくなるように、頑張りたいと思います。