筆文字~笑顔流~どんな苦しいときでも笑顔流を書くと痛みを忘れられる(2018-09-20)
現在地、成田空港から甲府への高速バス。小雨の中、渋滞もなくスムーズにバスは進んでいます。
明日は久しぶりの南アルプス教室です。スタートして5年以上の歴史があり、数々の思い出が一杯です。
中でも、ある末期ガン患者さんとの出逢いは、笑顔流と僕の人生に大きなお贈りものを届けてくれました。
その方は、3年ごしに念願が叶い、やっと教室に参加下さいました。それまで、抗がん剤のタイミングで来られなかったのです。
教室後、「楽しい教室に感謝無限大です」「永らくのガン治療で試せる薬が無くなり、緩和治療になりそうです」というメールが届きました。
この方を、絶対に旅立たせたくない。けれど、何も出来ない。そんな中、せめて毎週励ましのおハガキを贈らせて頂こうと思いました。
それから、2年と3ヶ月。その方は、旅立ちましたが、たくさんのメッセージを残して下さいました。
「笑顔流は私の最後の希望」
「どんな苦しいときでも笑顔流を書くと痛みを忘れられる」
「死ぬ怖さて苦しく眠れない夜に笑顔流を書くと乗りきれる」
僕からの100枚以上のハガキは、何の効果もなかったかもしれません。
けれど、現在、周りで苦しんでおられる方を応援したい方の、今後、お手本として、もしかしたら道しるべになればと思っています。
明日の教室には、生前、その方から笑顔流をプレゼントされて嬉しかったという方が親子でご参加下さいます。
僕は、天国から見守って下さるのかなと、グッと感じるものがあります。
小さな赤ちゃんがおられるにもかかわらず、南アルプス教室を開いて下さるのは、黒部恵さんです。最高に素敵な方で、すごい頑張りやさんです。
本当に、温かい皆さまとの1日。チャンスを頂き、感謝の気持ちで一杯です。